カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
今回はログナス編です。 前回のお話は「第十話」をどうぞ。 ログナスとシグエルは森の中を歩いていた。 果てしなく続くような入り組んだ道を進みながら、二人はお互いの文化について教えあっていた。 そして森に入って1時間ほど経過してから・・・。 シグエル「もうすぐ着くぞ」 そこはとても巨大な樹木がそびえ立つ村だった。 木の上にはツリーハウスのような小屋が沢山建っている。 どうやらそこにマトランが生活しているようだ。 すると、正面から一人のマトランが走ってきた。 マトランはとても慌てているようだ。 マトラン「トーア!大変だ!」 シグエル「どうした!?」 「村に怪物が侵入してきた!!!」 シグエル「・・・!分かった。そいつは私に任せておけ。お前はログナスを連れて【タル・コロ】へ非難しておけ」 そう言うとシグエルはシグ・コロの奥深くへと走っていった・・・。 しばらくして。 マトラン「さぁ、ここがタル・コロだよ」 案内された場所は、砂漠が果てしなく続く広い村だった。 シグエルの話では、この村はエイル・ディスト内で最も大きな村らしい。 周りには土で出来たマトランの小屋がちらほら見つかる。 ログナスはしばらく呆然とその光景を見つめていた。 すると、後ろからふと声を掛けられた。 「お~い!そこのお前!ちょっと待ってくれ~!」 走ってきたのはネーマトランだった。 ネーマトラン「お前、ここらじゃ見かけへん顔やな。何処から来た?」 ログナス「・・・えっと・・・ずっと遠いところです」 正直言っていちいち説明するのは面倒である。 適当にやり過ごしてさっさと泊まる場所を探そうと思っていた。 ネーマトラン(ヒサ)「俺の名前はヒサや。すぐそこで出店やっとんねんけど、良かったら来いよ!見るからに生活力なさそうやしな。俺の店やったらエイル・ディストで生活するのに必要なアイテムは全部手に入る!他にも非常用のアイテムやetc・・・」 ログナス「・・・・・。(良く喋る人だなぁ)」 ヒサ「えぇから付いてこい!」 ヒサは強引にログナスを引っ張っていき、自分の店へと連れて行った。 ヒサ「どうや!ここが俺の自慢の店やで!」 ログナス「・・・!す、すごい・・・」 確かにヒサの店はなんでも揃うショップだった。 ウッサルクラブやディスク、数多くのツールが揃っている。 ログナス「あ、この鞄・・・」 ヒサ「ああ、それかい。その鞄は正直言って売り物にならんぐらい痛んでるし、今なら格安で売ったるで」 ログナスは思った。 この鞄は、僕がマタ・ヌイ島で仕事をしていたときに愛用していた鞄とそっくりだ。 なにか運命的な物を感じる・・・。 ログナス「いくらですか?」 ヒサ「そやなぁ、とりあえず1500ウィジェットでえぇやろ」 ログナス「買います!」 即決だった。 ログナスは、この鞄を一生大事にしようと誓った。 そこで、ヒサは一つ条件を出してきた。 「その鞄を格安で提供した代わりに、ちょっと頼まれ事してくれんか?」 ログナス「なんですか?」 ヒサ「シグ・コロに住んでるお客さんが注文してた品が届いたから、届けて欲しいんや。ほら、これ住所な。そんでこれが品物。絶対壊さんといてくれや?」 ログナス「分かりました。任せてください」 ログナスはシグ・コロへ向かって歩いていった。 一方、ここはシグ・コロ村・・・。 そこでは、シグエルとヴォグスが争っていた。 ヴォグス「お前はこの村のトーアか!?ミンチにしてやる!!!」 シグエル「ミンチになるのはどっちかな?化け物!!!」 二人は激しい攻防を繰り返していた。 しかし、状況はどんどんトーアに有利な方へ傾いていった。 ヴォグスは次第に追いつめられていく。 シグエルは怪物を斧ではじき飛ばし、エレメンタルパワーを溜めていった。 シグエル「そろそろトドメかな・・・」 ちょうどその時、ログナスはその現場に到着した。 彼はトーア達の戦いを一部始終見て、戦いの結果に安堵の息を漏らした。 ログナスがその場を後にしようとしたその時・・・。 シグエル「・・・!!!」 背後から何者かが現れ、彼女の左肩に巨大な斧を振り下ろした。 シグエルはその場に倒れ込み、うめき声を上げる。 ログナス「トーア!!!」 トーアの背後に立っていた化け物は、怪しい笑みを浮かべていた・・・。 <続く>
by yamakawatori
| 2009-07-12 10:13
|
||||||
ファン申請 |
||