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やまちゃん、かわち、わたりどりの三人で作ったリレーストです。公式に準拠した設定なのでお楽しみ下さい。
by yamakawatori
メイド・イン・カッシーナ展 2009.4.24FRi.-6.7SUN. 森アーツセンターギャラリー 六本木ヒルズ森タワー52F
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第十四話
遅くなりました、第十四話です。
今回はレシェル編です。それではどうぞ。



見る見るうちに怪物の姿が変化していった。ネールは呆然と見ることしか出来なかった。

「これが・・・これが、本当の姿・・・!」

第十四話_b0187508_93502.jpg


その姿は刺々しいようでそうではなかった。ただ、前より強力なのは確かだ。

「ハッ、そんな姿が変わったぐらいで私を倒せるなんて間違いなんだよぉ!」
ネールはわざと強がった。勿論自分がピンチぐらい分かっているが、言葉が出ない。

「・・・本気でそう思っているのか?」

そう言うと怪物は凄いスピードで迫ってきた。
1秒も経たないうちにネールは怪物の触手に捕まってしまった。

「くっ、腕が・・、しかし!まだ足が・・・・・・」

足を動かそうとしたのに、動かない。足まで触手に・・・!

第十四話_b0187508_9403491.jpg


「・・・・終わりだな・・・」
そう言うと怪物は衝撃波を放った。ネールはそれを喰らってその場にドサッと倒れた。


「・・・・手ごたえが無い・・・・」

第十四話_b0187508_9422336.jpg


そこへ、もう一人謎の怪物がやってきた。容姿がとても似ているが色が違う。

「ふはははっ!トーアってこんなに雑魚なのかよ!」
その怪物は笑いながらそう答えた。

「・・・・もう倒したのか?」
青色の方は質問した。

「これからこれから♪早いとこ済ませて帰ろうぜ」
そう言うと怪物は早足で森の方に向かった。



一方、ここはネー・コロ付近の森。
レシェルと分かれた後、フィアーは森で休憩を取っていた。

「俺は村には入れない・・・・。」

そうつぶやいて黙り込んでいた。

「トーアが考え事かい?珍しいね」
そこへやってきたのはいつかの怪物だった。

「お、お前!」
フィアーは立ち上がって武器を構えた。

第十四話_b0187508_9511179.jpg


「私にも名前があるのだよ。ナックレンサーという名前が」
怪物はためらうように言った。
「最も、私はこの名前に不快感があるが」

「そんなことはどうでもいい。ここから立ち去れ」
フィアーが言った。

「素直に立ち去るなんて敵のやる事ではないだろう?お前は私が始末する・・・」

そう言いかけたとき、怪物は吹っ飛んだ。そして木に当たり気絶してしまった。
そこにいたのはさっきの赤い怪物だった。

第十四話_b0187508_9531475.jpg


「お前の出番なんてありゃしねーんだよ。」
そう言うとフィアーの方を向いた。

「お前さんがトーアか。随分と弱そうで」

「何!?」
フィアーは少し動揺した。

「お前の仲間達は俺達の仲間によって皆始末されているはずさ。」
怪物は得意げに言った。

「そして・・・・・」

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「お前はここで俺に始末されるんだよ!!」


続く
by yamakawatori | 2009-07-20 09:57
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