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遅くなりました、第十四話です。
今回はレシェル編です。それではどうぞ。 見る見るうちに怪物の姿が変化していった。ネールは呆然と見ることしか出来なかった。 「これが・・・これが、本当の姿・・・!」 その姿は刺々しいようでそうではなかった。ただ、前より強力なのは確かだ。 「ハッ、そんな姿が変わったぐらいで私を倒せるなんて間違いなんだよぉ!」 ネールはわざと強がった。勿論自分がピンチぐらい分かっているが、言葉が出ない。 「・・・本気でそう思っているのか?」 そう言うと怪物は凄いスピードで迫ってきた。 1秒も経たないうちにネールは怪物の触手に捕まってしまった。 「くっ、腕が・・、しかし!まだ足が・・・・・・」 足を動かそうとしたのに、動かない。足まで触手に・・・! 「・・・・終わりだな・・・」 そう言うと怪物は衝撃波を放った。ネールはそれを喰らってその場にドサッと倒れた。 「・・・・手ごたえが無い・・・・」 そこへ、もう一人謎の怪物がやってきた。容姿がとても似ているが色が違う。 「ふはははっ!トーアってこんなに雑魚なのかよ!」 その怪物は笑いながらそう答えた。 「・・・・もう倒したのか?」 青色の方は質問した。 「これからこれから♪早いとこ済ませて帰ろうぜ」 そう言うと怪物は早足で森の方に向かった。 一方、ここはネー・コロ付近の森。 レシェルと分かれた後、フィアーは森で休憩を取っていた。 「俺は村には入れない・・・・。」 そうつぶやいて黙り込んでいた。 「トーアが考え事かい?珍しいね」 そこへやってきたのはいつかの怪物だった。 「お、お前!」 フィアーは立ち上がって武器を構えた。 「私にも名前があるのだよ。ナックレンサーという名前が」 怪物はためらうように言った。 「最も、私はこの名前に不快感があるが」 「そんなことはどうでもいい。ここから立ち去れ」 フィアーが言った。 「素直に立ち去るなんて敵のやる事ではないだろう?お前は私が始末する・・・」 そう言いかけたとき、怪物は吹っ飛んだ。そして木に当たり気絶してしまった。 そこにいたのはさっきの赤い怪物だった。 「お前の出番なんてありゃしねーんだよ。」 そう言うとフィアーの方を向いた。 「お前さんがトーアか。随分と弱そうで」 「何!?」 フィアーは少し動揺した。 「お前の仲間達は俺達の仲間によって皆始末されているはずさ。」 怪物は得意げに言った。 「そして・・・・・」 「お前はここで俺に始末されるんだよ!!」 続く
by yamakawatori
| 2009-07-20 09:57
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